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ソフトテニスリポートを手にして下さりありがとうございます。本紙は静岡県富士宮市とその周辺の中学校・高校のソフトテニス情報を扱っています。できるだけ新しいデータを載せて選手や先生方・父兄のみなさんのたのしみになってもらえれば幸いです。なお、編集にあたってはみなさんの協力を得ながらすすめていきますことから、写真や記事の投稿は歓迎します。なお、Acrobat readerが必要になりますので、インストールしてお使いください。


director 小野田和広
editor m@sa
  2002.10.1


浜松花川コートで中体連県大会の開会式(前年度個人優勝の梅原、団体優勝の富士宮二中望月が優勝カップ返還.....)

 今回は、新人戦をひかえた時期でもありますから、「戦略」ないしは「指導」について人間的な観点から考察を深めてみようと思います。ちょっと読みずらいかもしれませんが、いろんな人が読んで下さっていると思いますので(HPなどで)、大人向けの話題ということで.....。

 明治38年の日露戦争奉天会戦で、大山巌大将は激戦の野砲部隊を訪れたのですが、その時部隊の将校は鬼気迫る形相で大砲を打ち続ける様指示し続けていました。なにせ砲弾13万発を使い切って勝利を掴もうという戦争なのですから。大山大将はその若い将校を手招き、何ごとかと緊張に不動の姿勢をとる彼に向かって「大筒(おおづつ)というのは、上に向ける程遠くに飛ぶんでごわすかな?」と聞いたそうです.....。大山大将は自身が大筒を開発した経験を持つ程の方なのですが、とっさのことに将校は直立不動のまま何を問われたかも判らず、きょとんとしてその後に答えたかどうかはともかく、さ〜っと冷や水をかけられたようになり、アガリきっていた自身に気がついたと思われます。

 けっこう日本人というのは、隣近所の評判とか家柄にこだわる人が多いと思うんですが、もちろん諸外国でも同様で、自分の職業的領域や生活テリトリーを侵されたり、結果的に評価を落とされるようになってしまうことを忌み嫌いますよね。この辺を念頭において考えると、指導者や監督といった人々を束ねていかなければならない立場に置かれた人は、その配下に置く人の行動に対して責任を負い、それが意識の中か外かはともかく自分の思い通りにならない現実を、言葉によって配下の人を叱ったり(叱咤激励と表現する場合もありますが.....)、「あいつはダメだ.....」と思ってしまったりするものだと思います。

 前記の大山大将が、なぜそんな言葉を将校に言ったかを考える時、「ああ、そうなんだよな〜.....」と考えられる人は組織の中で、上に立つ人にそれを要求しているかされている方だと思います。「何言ってんだっ...」なんて考える人はいないと思いますが、仕事においても教育や試合でも日本人の特性に見合った「痒いところに手が届く」ようなナイスタイミングな言葉であったろうと思います。

 さて、ソフトテニスの試合において戦略的なテクニックは各氏さまざま経験的に構築してあると思います。それは、スポーツ的技術なのか、メンタル的な技術なのか、そのどちらをも兼ね備えたものであるかはわかりません。上位に食い込みファイナルゲームなどで、さてここが正念場だとした場合に、何が選手に必要なことが確率的に多いかということなのです。

 経験的には....、もちろん自分も血圧があがってしまっているかも知れません。選手は顔色優れず手足の動きも何となくスローになってきている....。サービスはセカンド勝負が多くなり、レシーブも置きにいってる場面が多い....。こんな時、チェンジサイド時のコメントとして前のゲームのあれこれや、あの練習を思い起こせっ!などと言ってもほぼまったく効果はありませんよね?

 たいていは「開き直ってやってこいっ」などであって、いちいち細かいことをくどくど言うなどは論外で、選手に応じたタイムリーなコメントというものが経験的に各氏手持ちであるはずです。それらの「戦略」は、大雑把に言ってガチガチになっている選手をどうやって平常心に戻すか、であると思います。

 選手に要求するからには、自分自身にも高い要求をすべきであると思いますから、名監督はもっともっとすばらしい措置に関するテクニックを磨き、対策していってほしいと考えるものです。

 中体連の地区、県、東海大会が終え、新人戦を迎えるわけですが、全国大会に富士宮地区からは男女とも出場がかないませんでした。

 こんな時何をすべきかは、聡明な顧問の先生方はしっかりと経験から掌握しておられ、次に向かって1、2年生の選手と秋風が吹く中、日々鍛練されていると思います。真っ黒な顔と白い歯がまぶしい選手たちを見るにつけ、今年の悔しさが次に役立つはずだと確信します。そこで考えたいなと思いますのは、選手、顧問とのコミュニケーションの中で取り交されるこれからの目標とその設定レベルのことです。

 部活動は学校教育の一貫として活動していくなかで、部員全員のためになるように活動されていくはずです。競技として、レクリエーションよりは競り合うことを主眼において指導、コーチされると思いますので、技術のみならず人間性の向上や運営による全方向の関係強化、問題解決など、スポーツを手段とした積極的な行動が子供たちの人生に「糧(かて)」 となるようお願いしたいものです。

 ですから、安易に全国制覇や県大会優勝などと「お題目」のように設定せずに、選手が今まで関係した先輩やライバル、顧問・コーチとのやりとりから自発的、具体的な項目を一つ一つ選びだした中から本物の目標設定をされることを望みます。とかく顧問、コーチの考え方がそのまま目標になりがちで、練習よりも先にきちっとあぶり出しておくことが結果的に選手の技術力向上に繋がると信じているのは本紙だけでしょうか.....。

 なにも全国制覇だけがすばらしい目標とは思いたくないのです。


 新人戦も迫ってきました。今回は富士宮地区新チームの戦力を簡単に探ってみました。まずは男子ですが、昨年からの大半の選手が残る富士宮二中。京極・後藤、佐野・望月と経験もあり前・後衛のバランスといった点でも市内では一歩リードか?

 注目は富士宮四中。昨年からのメンバー石川・藤巻を中心に一年生ペア惟村・後藤、石川(2年)・荻の攻撃力は二中以上。中でも後藤君のサーブ・レシーブからの攻撃はスピード、キレとも抜群。これからの成長に注目したいが、チーム全体でミスが多く不安定な部分をどう修正していくかが課題。

 根南中は渡井君で勝ち点が計算でき、彼を中心にどうチームを作っていくか、昨年の勢いをどう繋げていくかが楽しみなチームです。 この三校に続くのが上野中、一中、芝川中。どのチームも成長していて今年はレベルの高い試合が見られそうです。女子は混戦、昨年からの選手が残る二中、四中そして大富士中あたりが中心になりそう。中でもジュニア上がりの多い二中、四中の戦いは面白い試合になりそうです。上野中、芝川中もゲームを作ってきます。

 チーム力に差がない今の時期は意外なチームが優勝というのもあるかもしれません。昨年は長年(14年かな?)続いていた富士宮市内の中学校の全中出場が途絶えてしまいました、「今年度は沢山の選手が全国大会で活躍できるんじゃないかな?」と思います。


静岡市ソフトテニス研修大会

日時9月15日

 今大会中は渡井君の調子がよく二試合連続パーフエクトなど集中力抜群。前衛の野沢君もレシーブ、ネットプレーともミスが無く完璧なプレー、接戦もなく優勝。豊富な経験を生かして実力を見せ付けた。三位は二中の京極・後藤が入り富士宮勢が上位に進出した。

 上記のように、現在の富士宮市のなかで一歩リードしているかのように見える富士根南中男子ですが、まだまだ課題は多いと思います。

 

大富士中のみなさん! 3年生の進路はどうなってますか。

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